(株)エイジェックファームでは、食品廃棄物を堆肥化し、それを使って農作物を育てる「食品リサイクルループ」に取り組んでいます。資源循環型社会の実現に向け、廃棄物を「ごみ」ではなく「資源」と捉えた、持続可能な農業モデルを構築しています。


肥料で育てた白いとうもろこし「ホワイトショコラ」リサイクルプロジェクトのシール付きです。
社会課題としての食品ロスと資源循環の必要性
食品ロスの問題は、環境負荷のみならず社会全体の持続可能性にも関わる重要な課題です。特に食品業界では、廃棄物の適正処理が大きなテーマとなっており、それに対して循環的な解決策が求められています。
「つくる・食べる・育てる」のサイクル パートナーとの連携
この取組は、JR東日本グループとJFEエンジニアリンググループの協業により設立された株式会社Jバイオフードリサイクルの食品リサイクル・バイオガス発電事業と連携しています。駅ビルや飲食店などから出る食品廃棄物は、Jバイオフードリサイクルで堆肥化され、エイジェックファームでの農作物栽培に活用されています。さらに、収穫された農作物は、JR東日本の「のものマルシェ」などで販売されることで、「つくる・食べる・育てる」の循環型モデルが成立しています。

未来につながる、地域とともにあるリサイクル型農業
このリサイクルループは、ただの環境対策にとどまらず、地域経済の活性化や雇用創出にも寄与しています。エイジェックファームでは今後、他地域への展開や、教育・体験プログラムとの連携なども視野に入れ、持続可能な「地域資源循環型社会」の実現を目指しています。